アランフェス(6) 王宮の庭園

アランフェスと言えばあの有名なギターの協奏曲
アランフェス協奏曲」を思い浮かべる人が多いと
思います。

作曲者ホアキン・ロドリーゴはこの宮殿の庭園を
歩いてあの曲を作曲したと伝えられています。

ボクもこの時はiPhoneにDLした曲を聴きながら
歩いておりました。然し想像を絶するくらい広い!
全体で100万坪くらいはあるんじゃないだろうか。
結局、歩き疲れて見学したのは3分の1にも満たない
面積じゃなかったかしら。

昔の王侯貴族がこの中を徒歩で回ったとは到底
考えられません。きっと馬、或いは船でという
ことなんでしょうね。

アランフェス(4) 王宮の花②

宮殿の前庭の花の続きです。

訪問の時期は今年の6月の中旬。日本と同様に紫陽花が
綺麗に咲いていました。

シーボルトが持ち帰った日本の花も世界中でこうして
愛でて貰っていると思うと、とても嬉しい気分です。
ヨーロッパで品種改良された洋アジサイが、今では
日本でも主流になってきたりしてとちょっと複雑では
ありますが。

アランフェス(2) 王宮②


王宮の周りに配された彫刻。建物の巨大さの割には
意外と質素な感じがしました。
残念ながら王室内は撮影禁止。現在もスペイン王家の
避暑地であるが故の措置でしょう。

室内は自然木の内装を中心とした豪華なものでありました。
スペインも他欧州諸国同様に石の文化だと思っておりましたが
意外と木目を強調した内装であったのは新鮮でした。

それとグラナダアルハンブラ宮殿を模した部屋なぞもあって、
やはりアラブの感覚は捨てきれないものがあるようです。


宮殿の前には大きな庭園が広がっているのですが、そこで
見つけた合歓の木。6月の中旬でありましたが、ちょうど満開。
大好きな花なのでちょっと感激したりして。

アランフェス(1) 王宮①

パリから夜行列車に乗ってスペインはマドリッドに到着。
翌日近郊電車で約30分の王室の離宮、アランフェスへ。
こちらが、その王室の離宮ファサード。とっても大きい
です。流石に王宮だけあって、ここに辿りつくまでが
長い。王宮が見えてからゆうに10分以上歩きます(苦笑)

この離宮の着工は1560年。フェリペ2世の時代。最終完成は
18世紀になってから。